2017/09/13

指標トレードはギャンブル要素が高くなる2つの理由と注意するべき経済指標

 

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FXの手法がテクニカル重視、一方で経済指標はファンダメンタルズ分析要因だからといって無視することはできません。特に重要な経済指標は要チェックです。

 

経済指標ってなんだかわかるでしょうか?

簡単にいうと、物価・金利・景気・貿易など経済を構成している要因を数字で表わしたもので、現在の経済状態や過去と比較した変化などを掴むことができるものをいいます。

これは各国の公的機関等が発表していて、各国の経済状態が反映されているため未来の相場の方向性を推測するために必要なものとされています。

 

FXは世界中のマーケットが開いている関係で、日本の日中に限らず平日であれば相場は常に動いています。

一般的に相場が大きな流れの中で動くのはファンダメンタルズで動いていくといわれていまずが、FXプランナーではテクニカル分析を用いたエリア手法でトレードしていきます。

 

ファンダメンタルズやテクニカルについてはこちらの記事をご覧下さい。

 

テクニカル分析を中心にトレードしていくことになるのですが、じゃあファンダメンタルズは無視してもいいのか?といえばそうではありません。

先ほどもいったようにファンダメンタルズ分析の要素となる経済指標の発表をきっかけに相場が動き出すことは多く見られますのでやはりその動きを無視することは出来ません。

 

指標トレードって何?

世界各国のファンダメンタルズ分析の要素となる経済指標は毎日のように何かしら発表されています。

 

そして、指標発表前後は様々な思惑が重なりあって値動きが荒くなることも多々あります。また重要指標の日は指標発表を見据えて値動きが小さくなることもあります。

 

指標はそれぞれに重要度が異なりその重要度によって値動きが変わってきますが、指標発表前後に見られる相場の乱高下を狙って行うトレードを指標トレードと呼んだりします。

 

値動きが激しくなるので短い時間で大きな利益をだせる可能性もあり、それを狙ってトレードするトレーダーもいます。

 

指標トレードのギャンブル要素が高くなる2つの理由

FXプランナーでは指標トレードは非常にリスクが高いと考えています。

その理由は2つあります。

①スプレッドが大きくなる

②それまでの流れを打ち消す可能性がある

こにお2つですがそれをそれぞれ説明していきます。

 

スプレッドが大きくなる

FXにはトレードするときにスプレッドと呼ばれる手数料のようなものがかかってきますが、通常時は国内のFX会社であればその会社ごとに通貨によってほぼ一定の数値が決められています。

 

例えば現時点でのドル円のスプレッドが0.3pipsというFX会社が多く見られます。

 

しかし、これが指標発表時には大きくなる可能性が高くなります。

特に後程ご紹介する月に1度の重要指標でもある雇用統計時にはスプレッドが10pipsや20pips、へたをすればそれ以上になることもあります。

 

10pipsだとしても平常時の0.3pipsのおよそ30倍です。つまり平常時の30回分の手数料を払うことになります。

これはとても大きな数字です。

 

もちろん大きな動きの場合にはスプレッド分を一気に解消してプラスになることもありますし、実際に指標トレードをするトレーダーはそれを狙うわけですが、その狙いが逆にいった場合目も当てられません。

そのようなリスクを取らなくても平常にもチャンスはいくらでも訪れます。

わざわざリスクをとって30回分のスプレッドを支払うのはやはりオススメできません。

 

それまでの流れを打ち消す可能性がある

FXで利益を安定して上げ続けるためには狙った方向に行く可能性をあげる必要があります。

狙った方向に行く可能性をあげるためには相場から優位性を見つけなければいけません。

 

今相場がこのようなチャートを形成しているからこういった理由で上昇する可能性が高いと判断できる、だからロングを狙ってエントリーしていくといった感じです。

 

しかし、指標発表時にはその優位性が一気に崩されてしまう可能性も上がります。

 

つまりどちらに行くのかがわからない状況だということです。このような状況でトレードをするのはギャンブル要素が高いといえます。

上か下かの当て感のようなトレードではその時に利益がでたとしてもそれを繰り返していけば損失に繋がる可能性が高くなります。

 

そんなギャンブル要素の高い指標トレードを狙わなくても指標で動いた後に再度戦略を練り直してチャンスを伺う方がよっほどリスクを抑えて安定したトレードをすることができます。

 

指標発表の数値から判断できない

指標が発表される時にはそれぞれの指標に対する数値が発表されます。

 

指標で出た数値を見て「良かったから上がる」「悪かったら下がる」とも限りません。一時的に指標の影響で上下する事はありますが、その後に指標発表の動きを利用して騙しの動きをする場合もあります。

 

また数値が良いことが事前に想定されていて上がっていたところに指標発表で数値はよかったけど思ったよりは低ければ相場は下がったりもします。

 

こういった事前に織り込み済みのようなこともあるので、指標発表の数値で判断はできないということです。

 

要点をまとめると指標の前後は値動きが激しくなる傾向が高く、またその前後に手数料でもあるスプレッドが大きく開くことも多いため指標発表時にトレードするのはリスクが高いと考えられるので指標トレードは無理にする必要はないということです。

 

 

注意すべき重要指標

先ほどもいいましたが指標をきっかけとして動ことも多くありますので、指標で大きく動いた場合は少し値動きが落ち着いてから改めてエントリーの為の戦略をたてる事が望ましいといえます。

 

ただし、存在するすべての指標発表を意識しているとトレードが大きく制限されることにもなるのでここでは特にスプレッドや値動きが大きくなる可能性の高い注意すべき重要指標を紹介します。それらの指標発表時は特に注意するようにしていただきたいと思います。

 

雇用統計(アメリカ)

「月に一度のお祭」と言われるほど動きのある指標です。スプレッドの開く数値もトップクラスに高くなるとてもリスクがある指標です。その分一気に急騰や急落を起こして相場に大きな流れを作る可能性も高く指標トレードでこの雇用統計に照準を合わせているトレーダーも数多くいます。基本的に各月第一週の金曜日に発表となります。

 

FOMC

連邦公開市場委員会の略でアメリカの中央銀行というべきFRBの理事と地域ごとの連邦準備銀行の総裁がワシントンの理事会議室で6週間ごとに年8回開催され、最終日に結果が発表されます。基本的に日本時間では27時や28時といった深夜に発表となります。

 

政策金利(世界各国)

各国の中央銀行が銀行にお金を貸すときの金利のことです。

金利の変動はあまり頻繁に起こるものではありませんが、この金利の変動によっては雇用統計クラスの動きを見せることもあります。
最近では日本の政策金利発表でマイナス金利が話題になりました。

 

要人発言

世界経済にとって重要なポストにつく人物の発言です。発表時間の瞬間ではなく時間差で大きく動くこともあるので注意が必要です。

日本では日本銀行総裁・財務大臣
アメリカではFRB(米連邦準備制度理事会)議長や副議長
欧州ではECB(欧州中央銀行)総裁や理事

などがそれにあたります。

 

ISM非製造業景況指数・ISM製造業景況指数(アメリカ)

ISM社(供給管理公社)が発表する製造業・非製造業の景気転換の先行指標。50%を基準に発表され、あまりにも予想と乖離していた場合などは大きく動くこともあります。

 

ADP雇用統計(アメリカ)

ADP社が数日前に雇用統計の予想を発表します。雇用統計の前哨戦とも見られる位置づけの指標発表になります。

ADP社の予想発表を予想した上で良かったり・悪かったりで相場が動くのですが予想屋の予想を予想して相場が動くという不思議な側面もあります。

 

上記に挙げたFOMCや政策金利時の発言の場合などは発表の日時が事前に分かっているので注意することが出来ますが、たまに別の場面でもあるニュース等で発言することがあり、それがサプライズのような発言の場合は突然急激に動いたりすることがあります。

このような前もって構えることは難しいので、トレード最中に突然スプレッドが大きく開いた場合やいきなり急騰や急落が起こった場合などは決して慌てずに対応するために常にそのような事態も想定しておきたいところです。

またそのような動きになった場合のリスクを少しでも防ぐためにもロスカットは設定しておきましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

指標トレードには確かに一気に利益を出せる可能性もあり魅力的な側面もありますが、やはりリスクの高さは無視することはできません。

FXの目的は資産を安定して増やす事であり、それを実現するためにはいかにリスクを排除できるかということが重要になってきます。(リスクをゼロにすることはできません。)

まずは通常の動きからしっかりと相場を分析してチャンスをしっかり掴んでいきましょう!

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